« 新しいブームには乗っていません | トップページ | 3回目の抗がん剤投与 »

2021年6月29日 (火)

「お互いに辛い宿題」

小学校高学年の時、担任の先生が宿題を出した。
この宿題が40年近く私のトラウマとなる。
宿題の内容は
「自分の好きな本をお隣のお友達に貸してあげましょう。そして、感想を言い合いましょう」
これだけなら、普通の宿題。
しかし、これが曲者。
どんな本でも良いとのこと。
図書館にある本ではなく、自分が持っているお気に入りの本なのだ。
私は、どんな本が良いのか、家に帰ると本棚を見て考え始めた。
そこで、隣の男の子の性格を思い出してみた。
①隣の男の子は普段、本を読むようなタイプではない。
②動物が好き
③冒険とかが好き。
以上を踏まえると、自分の好きな
イギリス文学等はとても読まないだろうと考えた。
トム・ソーヤの冒険はどうだろうか?
でも、動物が好きだから、「シートン動物紀」が良いだろう!
私の一番のお気に入りは「オオカミ王ロボ」にしよう。
これなら、動物も出てくるし、何よりもアドベンチャー要素満載だ。
しかし、意外と分厚い本だ。
大丈夫かな、、、、。
そう思いながら翌日、隣の男の子に「オオカミ王ロボ」を渡した。
さて、隣の男の子が私にどんな本を貸してくれたのか?
本が大好きな私は、ワクワクしながら手を出すと、思わず表紙を見て叫びそうになった。
「妖怪大百科」
これ、読まなくちゃいけないんですか?
表紙の妖怪は気持ちが悪い女の人。
持って帰りたくない、、、。
でも、宿題だから、感想言わなきゃいけないから、読まなきゃいけない。
家に戻り、まず、この本から、妖怪が出てきちゃったらどうしよう?と思い始めた。
お化けとかよりも、妖怪という響きが嫌だ。
ゲゲゲの鬼太郎も見たことが無い私。
ホラー映画もテレビで見ても夜眠れなくて泣きそうなのに、、、。
とにかく、読み進めた。
この妖怪は、田舎にしかいないから家にはこない、大丈夫!とか、勝手に自分で解釈を変えながら読んでいった。
そして、今でもトラウマになる妖怪に出会ってしまった。
名前は忘れた。
しかし、妖怪がする行為は
「布団から手や足が出ていたら引っ張って自分の物にするため切り落とす」
怖すぎるよ!
寝相悪い私、絶対に無理!!!!
もう、それからは、どんなに夏、暑くても、布団から手足を出さない!と決めてしまった。
実は、今回、乳癌の手術の後、熱が出て、暑くて布団から手足を出したい!と思った。
しかし、この妖怪のせいで、じっと耐えた。
まさか、あの宿題がこんなに時間がたってもトラウマになるとは思いもしなかった。
そんな悲しい思いをして読んだにもかかわらず、隣の男の子の感想は
「オオカミの絵が可愛い!」
あれ?
そのうえ、先生に感想を提出するわけでもなく、お互い話すきっかけだけを作って終わった宿題。
トラウマだけ植え付けられた悲しい結末でした、、、。
今でも妖怪は嫌いです。
だから、妖怪ウォッチすら見たことがありません。
というわけで、呪術廻戦を見ない理由を記してみました。
生徒さんたち、ごめんね!

« 新しいブームには乗っていません | トップページ | 3回目の抗がん剤投与 »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 新しいブームには乗っていません | トップページ | 3回目の抗がん剤投与 »