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2010年2月10日 (水)

モーツアルトさん、きいてください!!

のだめカンタービレで脚光を浴びたモーツアルトの「キラキラ星変奏曲」。

あまりにも最近有名だし~

映画も公開しているし~

小さな子供から

大きな大人(変な言い方)まで

まぁ、老若男女に愛される曲のようだから~

2月21日のコンサートで弾きます。

本当は伴奏者だから、ピアノソロって弾きたくないんですけど、

仕方がありません。

お客様に喜んでいただけるよう、

いまから老体(私)に鞭打って練習してます、、、。

さて、そこでこの曲の楽譜を?十年ぶり(?)に開いてみた。

この曲は日本ではこう呼ばれているけど、

原曲は「ああ、お母さん、あなたに申しましょう」という曲。

テーマに使われた曲は「キラキラ星」と思われがちだが、

もともとはフランスの民謡とかシャンソンとか色々言われている。

(ちなみにキラキラ星の歌詞はイギリス人の詩人が後に作り変えたものです。)

そしてその曲をもとにして、

モーツアルトが自分の技術をひけらかすために、

12曲もアレンジをくっつけたって曲。

というのが私の小学生時代調べた

その曲についての知識。

子供の頃から、この曲が大嫌いで、

楽譜を見るだけではなく、

他の人が弾いているのを聴くだけでも吐き気がしたくらい、嫌い。

なぜ嫌いかというと、

怖いレッスンを思い出すから。

小学4年生の時に弾いたけど、

当時はモーツアルトの良さが全然わからなかった。

私は繊細な心の持ち主じゃないから、

細かく軽やかで和音の少ない曲は嫌い。

やっぱり迫力のある格好良い曲が好きだし、

何よりもベートーヴェンを敬愛していた小学生の私には

モーツアルトが天敵であったのだ。

(モーツアルトは、

ベートーヴェンの演奏を聴いて感心したのに

弟子にしてあげなかったから)

というわけで、

そんな人間がモーツアルトを深く追求するわけでもなく、

ただ練習曲のように、

だらだらと変奏曲を12曲弾いて終わった。

もちろん、先生にはとても怒られ

「みおちゃんは、やっぱりモーツアルトは駄目ね!!」と

駄目だしまでくらってしまった。

そんな私、

さすがに今回も、そんな駄目だしをくらうわけにもいかないし、

あれからかなり自分も大人になったから、

もう一度、勉強しなおしてみた。

この曲は1778年に発表されたという説が大きい。

1778年といえば、モーツアルトはパリにいた。

そして無職。

宮廷音楽家とかになりたくて、色々渡り歩いていたけど、

断られていた。

今と同じように、やはり音楽家は苦しい。

だって定年がないから、

誰かがやめないかぎり席はないのだ。

そう、「空席がない」という言葉はこれから先、

モーツアルトを死ぬまで苦しめる言葉であり、悲しい現実だった。

でも、口うるさいお父さんはいない。

その上、大好きなお母さんと

二人っきりでの就職活動の旅だから

幸せいっぱい。

しかし、片思いの女性にはふられちゃうし、

大好きなお母さんはチフスで亡くなってしまう。

この曲が出来たのはその悲しみの中なのだろうか?

それとも幸せいっぱいの時なのだろうか?

「ああ、お母さん聞いて」というのは

娘の恋心を母に打ち明けようとする内容らしい。

だから、きっとモーツアルトは、

大好きな片思いのソプラノ歌手のことを、

お母さんに話したり、

恋の悩みを聞いてもらったりしていたときに作った曲なのだろうか?

そう思うと、なんだかこの曲が愛おしく、

素敵な曲に思えてきた。

明日はもっと軽やかに弾いてあげよう。

21日はモーツアルト天国から聴いてくれると嬉しいな。

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